シリーズでお送りしてきました、「梅雨の合間に小川を楽しむ。」も、
今回で一旦の最終回となります。
過去記事
〇イントロダクション「梅雨の合間に小川を楽しむ。」
〇採れたて野菜のサラダランチで乙女の気分/カフェ&レストラン スピカ
〇草野心平記念文学館で猛烈な天と対峙する。
〇ギネスで乾杯!開業100周年を迎えたJR小川郷駅を楽しむ。
エンディングを飾るのは、夏井川支流の江田川沿いに広がる渓谷・
背戸峨廊(せとがろう/せどがろ)です。
背戸峨廊と命名したのは、詩人・草野心平。
背戸は「隠れたところ」、峨廊は「美しい岩壁」を意味するといわれているようです。
小川の町から県道41号小野四倉線で夏井川上流を目指します。
美しい小川の田園風景。
途中からカーブが連続する山道になります。視界左側で美しい夏井川渓谷の景色を楽しめますが、道路の幅員が狭くなったところで対向車とすれ違ったり、JR磐越東線の踏切と出くわしたりするので、ドライバーの方は安全運転で。
※ご参考までに、コチラの管理人Kさんの記事をご覧くださいませ。
〇夏井川ドライブ~夏休みのいわき観光おすすめ Part2
無人駅の江田駅近くの踏切を過ぎると、ほどなく背戸峨廊入口に続く脇道が。
脇道に入る手前、道路右側には看板と公衆トイレ、駐車場が整備されたスペースがあります。
この先、背戸峨廊入口にも駐車場と公衆トイレがあるのですが、
管理人Pはここから歩いていくことにしました。
夏の入山は午後2時まで。これは、最長で4時間30分というコース設定のため、
明るいうちに戻ってこれる時間設定なのでしょう。ちなみに、日の短い冬はお昼の12時までが入山時間です。
東日本大震災の影響で崩落箇所があり、トッカケの滝から先は立ち入り禁止となっています(平成27年7月現在)。
手前から歩いた理由は、この景色。好きなんですよねーこの感じ。
で、管理人P、歩きながら思い出してきました。
散歩気分で背戸峨廊に入るとたいへんなことになると。
いわんや、観光気分でサンダル履きやハイヒールで入ったらとんでもない目にあうと。
そう、背戸峨廊に入るということは、基本的に沢登りをするということなのです。
ですから、無防備で入ってしまうと、
草にかぶれたり(いわき弁で「草まけする」)、虫に刺されたりします。
道端の黒い塊に近づくとそれはイモリらしき死体に群がった羽蟻だったりして、
それが一斉に飛び立って「ひぃぃぃぃぃ」と悲鳴が出たりします。
ですから、トレッキングスタイルをおススメします。
歩きながらそんなことを思いだしたくらいなので、
この日軽装スタイルだった管理人Pは、入り口からすぐのところで退散するハメになりました。
それでも、清流の音や鳥の鳴き声とともに、下界の猛暑から解放された清涼感を充分に楽しむことができました。
その雰囲気をお伝えするために、草野心平が詩で多用した「オノマトペ」(擬音語 擬態語)を、Pもやってみます。
以下、「背戸峨廊をあるいているところ」です。
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しゃー しゃー しゃー
るるるるるる ぶいーん ぶいーん
ざっざっざっざっ
きききききき しゃらしゃらしゃらしゃら ふーんふーん
ひゃっほう ひゃっほう ほふぇひょー
さわ さわ さわ ふふ
こんにちはー こんにちはー
ぐちゃ ぐちゃ ぐっぐっ
しゃーしゃーしゃーしゃー
ほふぇよー
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こんな感じです。
「動画をアップしたほうが伝わるで」とか言われそうですね☆
いずれまた、来たいと思います。背戸峨廊。
(管理人P)
〇背戸峨廊
福島県いわき市小川町上小川江田(地図)
2015年07月26日 22:47 │