2013年9月20日この日は未明にいわきで震度5強の地震が観測された日でした。午後1時からいわきアリオスで予定されていた「ふくしま子育てフォーラム ホームスタートが届ける Happyな子育て」こちらのスペシャルゲストとしてつるの剛士さんが出演されることになっていたのです。
幸い特急「スーパーひたち」は動いていたのですがその他の路線は運休や遅れが出ているものもあったり、いわき駅ビルは被害があったため臨時休業となっていました。
開演を待ちわびて入り口前に並んでいる方々からも「つるのさん大丈夫かな、来られるかな」という心配の声が聞こえていたような状況です。
まずはつるの剛士さんのトークセッションからご紹介します。
「ホームスタート」とは、「家庭訪問型子育て支援ボランティア」と言われ、研修を受けた地域の子育て経験者が訪問し、お母さんとお子さまと一緒の時間を過ごしながら子育ての悩みを聞いたり、育児や家事を一緒にするという仕組みだそうです。
この日は前半が明橋大二先生の子育てHappyアドバイスで、後半がつるの剛士さんとのトークセッション。満員となったアリオスの中劇場には、授乳しながら観られる席もあるということで、この日は本当に沢山の子育て中の方々がいらっしゃっていました。
奥様がいわき市出身のつるの剛士さん、東日本大震災後に避難所に足を運んでいらっしゃったという話をいわきの方々からも聞いています。
つるの剛士さんが登場されたら、会場中から歓声が上がるとともに「カッコイイー」という声も聞こえてきました。
「うちは、一番上が男の子であと三人女の子がいるんですよ。立会い出産もしました。4人中3人がいわき産です(笑)」と。
4人中3人がいわき産!素晴らしいー。
会場も大爆笑でした(^^)
当日は、あとからご家族も普段お住まいの神奈川からやってこられるということで、翌日は10歳のご長男といわきで山登りをされるということもお話になっていました。
実はつるの剛士さんご自身も一番上で、下には3人の妹さんがいらっしゃるそうです。そのため自分のお父様が見本になっていると。そのお父様から常々言われていたのが「家庭と仕事のバランスを崩してはいけない」ということだったそうです。
つるの剛士さんご自身は3人目のお子さんが生まれる前くらいから、クイズ番組の『ヘキサゴン』で忙しく、生活が一変。奥様が4人目を身ごもられたころから「これでいいのか?」と悩み、育休をとる決意をされたそうです。
つるのさん
「何か大事なものを失ってるって思ったんですよね」
確かにわたくしも人気絶頂中のつるのさんが育休をとられるというニュースには驚いた記憶があります。
司会者--
「つるのさんはイクメンの代表者でもありますものね」
つるの剛士さん
「実はね、そのイクメンって言葉に違和感を覚えるんですよ。自分は『育児をがんばってます』なんて言ったことはなくて。4人の子どもがいて大変な奥さんの手助けをしたいし、自分の家庭のためと思ってやっていることなんです。育児は結果的にって感じですね」
会場でそのお話を聞いていて、私は「つるのさんってホンモノだ!」って感じていました。
最近は○○と呼ばれたい、○○に見られたいと形から入る人が多い中、「奥様に楽をさせてあげたい」という行動の結果がイクメンだったというつるのさんにかっこよさを感じました!
つるの剛士さん—
「息子が生まれた10年前はね、まだ男子トイレにベビーベッドとかなかったんですよ。だからオムツを替えるのも大変で(笑)今は男子トイレにもベビーベッドがあるところ増えてきましたね」
司会者—
「奥様と喧嘩されたりしないんですか?」
つるの剛士さん—
「子どもも増えてお互いに忙しくなってきたときに、お互いに褒め合おうってことを決めたんですよ。奥さんがイライラしてたら旦那さんが褒める言葉を言ってあげる。これで不思議とうまくいくものなんです」
司会者—
「子どものイヤイヤ期はどうされていましたか?」
つるの剛士さん――
「ひとつ大人への階段をのぼった、おめでとう!って思っていますね。そうするとこっちの気持ちにも余裕がでてきます」
つるのさんのお話は、他にも子育てや家族をつくるということにたいして勉強になることがたくさんありました。今、このページをご覧になってる方も、今回の企画のように何かつるのさんからお話を聞けるような機会がありましたら是非いらしてみてください。
そしてこの日はトークセッションが終わったあとに、少しお話をおうかがいできるお約束を頂いていました。
ドキドキしながらドアをノックします。
管理人K――
「終わったばかりでお疲れのところを申しわけございません。お時間いただきありがとうございます!!」
つるの剛士さん
「ぜんぜん!ぜんぜん!疲れてなんてないですよ!大丈夫ですから!」
わたくしは前日までのつるのさんのFacebookを拝見していたので、とくにこの数日は忙しく日本中を飛び回っていらっしゃったことを知っていました。それにトークセッションで1時間も話し続けていらしたのに・・・。
(なんていい人なんだぁー。かっこいいー。惚れてまうやろぉー)
管理人K—
「このあとお子様たちがいらっしゃるんですか?
つるの剛士さん――
「そうそう。明日息子と赤井嶽でしたっけ?登ろうと思ってるんです」
管理人K――
「Facebookを拝見してると頻繁にいわきにいらっしゃってますよね。以前も何処かで釣りをされてる投稿を拝見しました」
つるの剛士さん—
「小名浜かな。あの辺りはよく出没してます」
管理人K—
「あ、以前もら・ら・ミュウでチャリティーコンサートをしてくださってましたねっ!」
(以前のチャリティーコンサートもそうですし、この日のフォーラムもつるのさんはチャリティーで来てくださってるということを、司会者の方がはじめにご説明されていました。)
管理人K—
「いわきでよく行くお店とかあるのですか?」
つるの剛士さん—
「じゃがいもの店。なんだったっけ?」
管理人K--
「じゃがいも家族ですか? あ、ポテトハウスってのもありますね」
つるの剛士さん
「んーポテトハウスかな。あとは家系ラーメンも」
管理人K
「あ、横浜ラーメンとんこつ屋ですね!私もあそこ好きです^^」
つるの剛士さん—
「あれ?今日はフラおじさんは一緒じゃないんですか?」
管理人K—
「はっ!(汗) 申し訳ございませんっ!本日フラおじさん出払ってしまっていて。。。一人しかいないもので。。。」
そうです。昨年の4月。神奈川県茅ヶ崎市で開催された湘南祭で、わたくしはフラおじさんが湘南祭に遊びにくるのをお手伝いさせて頂いていたのですが、そのときにつるの剛士さんのステージがあり、フラおじさんと一緒に写真を撮っていただいたのです。
写真のもうお一方は、つるの剛士さんのバンドSeaCandlesのギター今野さん。今野さんもいわき市磐城高校のご出身です。
つるの剛士さん――
「あのときもらったフラおじさんのシール、ギターに貼ってるんですよ」
管理人K――
「きえぇーー!ありがとうございます!ありがとうございます!嬉しいです!」
「これ・・・わたしの大好きな、いわきのスカイストアのオリジナル商品のカツオジャーキーとかりんとうです。あと、つるのさんもご存知だと思いますが福島のお菓子です。よろしかったら召し上がってください」
いわきの新しい名物をつるの剛士さんにどうしても召し上がっていただきたく、強引にお渡ししてしまいました。
見た目はもちろんステキなつるの剛士さんですが、お会いして近くでお話しすると男らしい強さとその中にある優しさがグングン伝わってくる方でした。
お忙しい中、快くお時間をくださったつるの剛士さんとスタッフの皆さまに心より感謝いたします。
ありがとうございました。
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2014年03月05日 10:55 │