いわき観光
「踊るこころ～小野恵美子の歳月」（大越章子 著／紫章館）
日々の新聞社オリジナルショップ
http://www.hibinoshinbun.com/files/shop.html
今回は本の紹介です。
この本の主人公は、初代フラガール、小野恵美子さん。
映画「フラガール」で蒼井優さんが演じた人物のモデルとなった方です。
「フラガール」の物語は実話をもとにしたフィクションで、常磐ハワイアンセンター（現：スパリゾートハワイアンズ）のオープンで大団円を迎える成功譚として描かれています。
「踊るこころ」は、まさに「フラガール正史」。
小野恵美子さんの半生を、静かに丁寧に淡々と描写することで、戦後の高度経済成長期、「石炭から石油へ」というエネルギー革命のあおりをうけて衰退した常磐炭鉱の閉山から、東日本大震災と原発事故、そして現在に至るいわきの歴史としても読むことができる伝記です。
踊ることが大好きだった少女時代、運命としかいいようのない多くの方々との出会いを経て、初代フラガールのリーダーとなった小野さん。
昭和41年１月の常磐ハワイアンセンターオープン以来、10年にわたりトップダンサーとして活躍されたのち、引退。
その後、ご自身のダンススクールを主宰しながら、フラガールの指導・育成・演出、フラメンコと津軽三味線を融合させた創作舞踊の公演など、舞踊ひと筋の活動を続けてこられました。
そして現在、震災直前に発症していた認知症と向き合い、ご主人をはじめとする多くの方々からのサポートを受けつつ、いまなお踊るこころを持ち続けながら、静かな日々を送られているそうです。
いわき、フラガール、舞踊に興味をお持ちの方はもちろん、いわき市ゆかりの方、市内在住の方にとっても知らなかったような事実がたくさん描かれていて、とても魅力的な本だと思います。
この本の発行人は、小野さんのご主人。
今日8／25は、小野さんとご主人が着想を得て実現した「フラガールズ甲子園」がいわきアリオスで開催されます。
震災を乗り越え今年が第３回大会。全国から集った高校生の皆さんがこころを込めて踊ることでしょう。
「フラガールズ甲子園」へのリンクはコチラ
小野さんのスタジオには、小野さんご自身による「舞踊三訓」が掲げられているそうです。
一つ 舞踊はこころで踊るものです
一つ 舞踊は情熱と努力、そして素直に受けとめる姿勢が大切です
一つ 舞踊は舞台という多くの仲間が必要です
フラガールの笑顔は強さと優しさの証。
踊るこころよ、永遠なれ。
フラガールズ甲子園、アリオス隣接の平中央公園ではパブリックビューイングが、また、生中継のネット配信もあるとのことで、ぜひぜひご覧くださいませ。（管理人P）
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「踊るこころ～小野恵美子の歳月」
著者 大越章子／発行人 小野英人／発行所 紫草館／編集 日々の新聞社
日々の新聞社オリジナルショップ
http://www.hibinoshinbun.com/files/shop.html
Amazonでも購入可能です。
Amazon
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フラガールズ甲子園ホームページ
8／25（日）午後12：30開演／いわきアリオス大ホール
http://www.hula-girls.net/index.html
郷土戦士ジャンガラーFacebookページ
（フラガールズ甲子園情報が掲載されています）
https://www.facebook.com/xjitian2?fref=ts
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2013年08月25日 09:46 │
